中国人観光客のマナーと受け入れ態勢

≪爆増するインバウンド≫というテーマで勉強会に参加しました。
最近、訪日外国人観光客が急増しています。その現状と問題点などについて、お話がありました。様々な国から来られていますが、中国からの観光客の人数が多いこともあり中国人のお話が中心になっていました。
最近の訪日中国人は既にリピーターで個人やグループで来られている人と、相変わらずゴールデンルートなどお決まりのコースを回る団体客に分かれます。それぞれ分けて考え対応をしていく必要があります。
よくマナーが悪いと言われるのは団体客の方で、リピーターは逆にそんな団体客と同じ人種だと思われたくないと思っています。
まず、リピーターに対しては、彼らは本当の日本に触れたいと思っています。ですから、日本固有の美しい景色を見たり、体験型の旅行をしたいのです。日本人にとっては魅力を感じられなくなって過疎化が進んでいるような所に、彼らにとってはとても魅力的な物がある場合があります。そういった場所で受け入れ態勢を整え彼らを誘導することができれば、日本の過疎化にも歯止めをかけられるのではないでしょうか?

団体客はマナーが悪いと言われますが、受け入れ態勢を整えることで改善できる部分があるのではないかと思います。
先日、中国人団体客に遭遇した時のことです。集合場所にバスを停めておくことができないので、既に集合した中国人はバスが来るのを待っているのですが、歩道にあふれかえっていて、中には疲れ切って座り込んでいる人もいました。人が通るのに邪魔になるのですが、彼らはそれに気づいていないでしょう。たとえ気づいたとしても居場所がないので、仕方ありません。そこで、例えば免税店などではバスが到着するまでの待合室を作るなど対策をとれば改善できるのではないかと思いました。
中国ではビザを取得した際にマナーのマニュアルを配っているようですが、日本人でもマニュアルを隅々まで読む人はなかなかいませんよね。それならば、日本に着いてから最初の観光地に行くまでに、今一度日本のマナーについて説明をすればかなり改善されるのではないかと思います。
団体客を見て思ったことは、観光客を教育することも大切ですが、その前にガイドさんを教育し直して、ガイドさんがお客様をうまく誘導したり、間違ったことをした時に注意をする体制を整えることが先決ではないかということです。
そこで、旅行ホテル業界での経験があり、中国人を知る私が何かお役に立てるのではないかと模索しています。

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