マナーを教えてあげることが大切

中国人の行動を見て、マナーが悪いと眉とひそめる方がいらっしゃいます。実際、日本人から見てマナーが悪いと感じる中国人もいます。しかし、彼らも悪いことと分かってやっているわけでもなく、迷惑をかけようと思っているわけでもありません。この原因の一つは文化や習慣の違いです。
例えば、中国では電車の中で物を食べるのはよく見かける光景です。朝、通勤途中に満員の地下鉄の中で肉まんや小籠包までも食べている人がいます。それは、日本では非常識です。ある時、電車の中でコンビニのおでんを食べている中国人の母子がいました。私が注意をしようかと思っていたら、隣に座っていたご婦人が英語で注意をしました。恐らく聞き取れていなかったと思いますが、注意をされていることは分かったようで、すぐに止めました。
もう一つのマナーが悪い原因は、学んでいないから分からないのです。よく「並ばない」ということも言われますが、今では上海あたりではほとんどの人が並びます。たまに並んでいない人がいると、それを見た上海人が「あの人は田舎者だから仕方がない」と言います。つまり、文化レベルが低く教育を受けていないから、分別できないのです。
このように、郷に入れば郷に従えていない人には郷(日本のマナー)を教えてあげればいいのです。

あと半月もすれば日本では桜が咲き、中国では4月2日から4日まで清明節の三連休があります。また、ドッと中国人がやって来るでしょう。彼らも日本人に悪い印象を持たれたいとは思っていません。だから、良くないマナーを見かけたら文句を言う前に教えてあげましょう。分かれば止めます。

また、彼らがなぜそのような行動をとるのか?理由が分かるだけでも、ただ単にマナーが悪いと感じるよりもストレスの感じ方がかなり軽減されます。あるいは、そこから問題点が見えてきてビジネスチャンスを見いだせるかも知れません。そんなお話をさせて頂きます。

【3月28日 大阪】 「爆買い」だけで終わらない 中国人の実体を知る

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