共存が当たり前の世の中へ

ゼミのお手伝いをさせて頂いている阪南大学の石井教授の大学院のゼミのOBの子たちとのお花見にご一緒させて頂きました。
ちなみに全員中国人で、卒業してから現在も日本で活躍されています。そのうちの一人、Zさんは旅行会社を経営していて自社の車を出してくれました。そして、日本に来た当初、和歌山の日本語学校に通い、和歌山が大好きになり「和歌山が第一の故郷」というぐらい惚れ込んで10年経った今も和歌山に住んでいるYさんが案内してくれました。

よく気が利く良い子ばかりです。
以前、日本人の男の子でとても良い子なのですが、「重そうですねぇ」と言いながらスルーされたことがありました。そこまで言うなら社交辞令でも「持ちましょうか?」と言ってほしかったと思いましたが、今の若い子はそんなもんかなと期待した自分を反省しました。
しかし、今回私が買い出しした荷物を持っていたら、男の子たちはすぐに「持ちます」と言ってくれ、「大丈夫よ」と言っても持たせてくれません。
女の子は料理が運ばれてくると、すぐにみんなの分を取り分けてくれます。
改めて何人(なにじん)なんて関係ないと思いました。

そして、インバウンドというと一般的には外国人観光客を指すことが多いですが、日本に来る出張者、留学生、日本で働いている人もみんなインバウンドです。旅行客がお金を落としてくれることばかりが注目されがちです。しかし、すごく頑張っている彼らの話を聞いていると、外国の人が日本で活躍することで日本の社会の一部は支えられているのだなということを感じました。

私もかつて上海で留学し働いた経験があるので、外国人としてよその国で暮らし働く大変さはよく分かります。また、日本は少子高齢化で人材不足になっていきます。だからこそ、日本で頑張っている、頑張りたい外国の方々にビザを含めて働きやすく、もっと安心して暮らせる環境が整ってほしいです。私も微力ですが、お役に立てることがあれば尽力していこうと思います。

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