台湾素食
海外の方で動物性のものが食べられないというとアジアのムスリムの人たちのハラールを思い浮かべられる方も多いのではないでしょうか?
他にもベジタリアンは以前からよく耳にしていました。また、最近はヴィーガンもよく聞かれるようになりました。
その他に台湾にも台湾素食というのがあります。
実は動物性のものを食べない人たちの割合が世界で二番目に多いのが台湾人なのです。人口の12%を占めています。ちなみに一位はインドです。
インドの方を始めハラールフードを食する人たちは宗教の関係です。しかし、台湾素食を食する人たちは、宗教の関係の方もいらっしゃいますが、健康を気遣ってのことです。その他、環境保護や動物愛護などの理由からの方もいらっしゃいます。

飲食する範囲に応じて5つに分類され、それぞれ以下のように台湾政府によって定義されています。
① 全素・純素(チュエンスー)
純粋な植物性食品のみを摂取します。5種類の植物性香辛料(ネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、タマネギ)は摂取しません。
② 蛋素(ダンスー)
全素・純素の範囲に加えて、卵製品を摂取します。
③ 奶素(ナイス―)
全素・純素の範囲に加えて、乳製品を摂取します。
④ 奶蛋素(ナイダンス―)
全素・純素の範囲に加えて、卵製品・乳製品を摂取します。
⑤ 植物五辛素(ジーウーウーシンスー)
純粋な植物性食品を摂取しますが、5種類の植物性香辛料や乳・卵を含むこともあります。
(出典:行政院衛生署公告「包裝食品宣稱為素食之標示規定」)
訪日外国人の中には台湾人が多いです。一つのマーケットとして期待できます。そこで、彼らに対応していくことが大切です。