5年半ぶりの上海レポート
コロナ禍以降、初めて上海に行ってきました。
既に行かれている方や住んでいる方から色々と情報を得ていました。しかし、実状はいかに?
私が見て体験してきた最新情報をお届けいたします。

百聞は一見に如かず
渡航する前はすごく不安でした。
理由は2点です。
- ネガティブな要素となる情報をたくさん聞かされていたから。
- 完全帰国をして以来、こんなに長く渡航しなかったのは初めてで、ブランクがあったから。
しかし、実際に行ってみると、すぐに不安はなくなり、全く違和感を覚えない、まるでずっと住んでいたかのようになじみました。
事前に聞かされていたネガティブ要素の実状について、解説します。
①現金が使えない
中国ではモバイル決済が進んでいます。
そのため、現地の人たちは財布を持っていないし、カードも使いません。
そこで、「現金は使えない」、「お釣りをもらえない」、「おつりは偽札を渡される」などと聞いていました。
しかし、実際には普通に使えました。もちろん、お釣りもきちんともらえました。
ただ、タクシーの場合、運転手によっては「おつりがない」と言われることもあるようです。
しかし、現金の受け取りを拒否するのは違法です。ですから、現金を出して嫌な顔をされたり、受け取りを拒否されたりした場合には、警察に通報すればよいのです。

②お店が潰れて、空き店舗だらけ
実際、潰れている所もありました。
しかし、現地の中国人の話によると、潰れてもまたすぐに新しいお店が入るということです。
そのため、閑散としている感じは見受けられませんでした。
③不景気
2000年代のようなものすごい勢いはないですが、活気がなくすごく落ち込んでいるという雰囲気はしませんでした。
一見活気がないような感じがするのは、マナーが良くなり街中が静かになっていることも関係しているのではないかと思われます。
実際、飲食店は流行っているお店は行列ができています。
また、コーヒー好きの中国の方が増えていて、カフェだらけ。隣同士は当たり前。それでも、流行っているのです。
もちろん、生活が大変になっている人もいるでしょう。しかし、これだけたくさんの中国の方が度々日本に来て、たくさんの買い物をして帰るということは、マダマダ余裕がある人たちもいるということです。
サービスの向上
元々中国の方は少し慣れると、とても親切です。
しかし、以前はほとんど笑顔はなく、決して愛想が良いという感じではありませんでした。
それが、今回行ってみると、たいていの場所では笑顔で、一オクターブ高い「笑声」で対応してくれるのです。
今では、それが当たり前だそうです。
それに慣れている中国の人たちが今後もたくさん日本にやって来るでしょう。
そこで、日本のサービスは大丈夫なのか?
私はこのままでは「有问题(問題あり)」だと感じています。
もっとホスピタリティを意識した対応をしなければなりません。
そして、これからも日本に好印象を持ってもらい、リピートし続けてもらえる仕組みを作っていくことが重要です。
まとめ
コロナ禍でバーチャル旅行が流行ったこともありました。オンラインで繋がることもできるようになりました。
しかし、やはり実際に現地に行き、空気に触れて肌や感覚で感じることが大切だと、改めて思いました。
そして、そこから得られる情報ほど貴重なものはありません。
また、人とも直接会って同じ場所で空気感を共有することが、とても大切です。
それが、更に相手の方との距離を縮めてくれます。
今後は定期的に渡航したいです。