日本という厳しい社会で働くために・・・

 私は上海に10年間住み、留学をし働いてきたので、外国で生きていく大変さが分かります。加えて、外国の方が日本で暮らしていくのはもっと大変です。
 なぜなら、日本は島国で近年まで外国の方と接する機会が少なかった。しかし、最近急に文化や習慣の違う外国の方が増えて、どのように接すればいいのか戸惑っているところがあると思います。
 また、日本人が全て正しくて、外国人が全て間違っているということはありません。しかし、自分たちが正しいと思ってしまいがち。そのために違うものを受け入れるのは、なかなか難しいものです。そこで、外国の方に対して過剰に厳しく接してしまう人もいるようです。そのような対応をされてしまった外国の方は悲しい気持ちになったり、辛い思いをしたりします。
 私が教えている留学生たちには卒業後日本で働く時にそんな思いをしてもらいたくないと思って、厳しく指導をしています。なぜなら、日本で働くためのビジネスマナーの授業だからです。
 実際、「先生は厳しい」と言われることもあります。しかし、授業を進めていくうちに自分たちのためを思ってのことだと理解してくれて、感謝をしてくれます。
 先日も甘えている学生がいたので、厳しく対応をしました。その後、どうなることか?と少し不安でした。しかし、翌週「先週は申し訳ございませんでした。今日からまた頑張ります」と授業が始まる前に謝りに来てくれました。私の気持ちが通じたようで嬉しかったです。私も彼に「これからも一緒に頑張ろうね」と言って、笑顔で握手をしました。感無量です。

 学生はみんなかわいいです。
 夢を描いて日本にやって来ている彼らに、夢をかなえてもらいたい! 将来日本に行って良かった!と思ってもらいたいという気持ちで全力で向き合っています。だから、授業中は厳しくします。しかし、授業中以外は楽しく優しい気持ちで接しています。「飴と鞭の使い分け」を大切にしています。